牛久市中央・店舗併用ビル|厨房ダクトと看板裏を「冬越しの要塞」にされたハクビシン防除工事
現場:茨城県牛久市(牛久駅周辺・中央エリア)
ご依頼主:50代男性(店舗オーナー)
【建物種別:鉄骨造3階建て(1階:居酒屋店舗、2階・3階:住居)】
ご依頼主様は、牛久駅近くで長年居酒屋を経営されているオーナー様です。数ヶ月前から、営業中に厨房の天井裏で「ドタバタ」と走り回る音がし始め、最近ではその被害が深刻化していました。
「最初はネズミかと思いましたが、音がとにかく大きく、夜に店を閉めた後は2階の自宅まで響いてくるんです。一番困っているのは『臭い』です。客席の一部に、古い雑巾が腐ったような、あるいは獣のような強烈な臭いが漂うようになり、お客様から指摘されることも増えてしまいました。保健所の定期検査も近いですし、商売に関わる問題なので一刻も早く解決したいんです」
牛久市の駅前周辺は、飲食店が出す食材の匂いがハクビシンを強く引き寄せます。特に冬場は、厨房から出る暖かい排気が、彼らにとって絶好の「暖房」となってしまいます。
現場調査:大型看板の裏側と「排気ダクト」に隠された盲点
現場に到着し、店舗の外装と厨房設備を徹底的に調査しました。鉄骨造のビルは一見隙間がないように見えますが、店舗特有の「設備」が最大の弱点となります。
- 侵入口の特定:店舗正面に掲げられた大型の「ファサード看板(店舗看板)」と外壁の間の隙間です。
- 物理的なルート:看板を固定するアングル(鉄骨)と、1階厨房から外へ出ている「排気ダクト」の貫通部が接する場所に、握り拳二つ分ほどの大きな空間がありました。
- ラットサイン:ダクトの銀色の表面には、ハクビシンが頻繁に登り降りする際に付着した黒い脂汚れ(ラットサイン)と、泥だらけの足跡がびっしりと付着していました。
ハクビシンは、看板の裏側の空洞を「垂直の通路」として使い、そこから店舗の1階天井裏(厨房の真上)へと自由に出入りしていました。看板の裏は雨風が完全に凌げるため、彼らにとっての「安全な玄関」となっていたのです。
被害状況:油分を含んだ「湿った溜め糞」と配線損壊の危機
厨房の天井裏を点検口から調査したところ、飲食店併用住宅特有の、非常に不衛生かつ危険な被害状況が確認されました。
■ 現場で確認された致命的な実害
- 油分を含んだ溜め糞(ためふん):厨房の排気が当たる場所に、ハクビシンの習性である溜め糞が山積みになっていました。飲食店の排気には微細な油分が含まれているため、糞尿が乾燥せずにベタついた状態で堆積し、それが強烈な発酵臭(異臭)を放っていました。
- 電気配線の食害:厨房の照明や冷蔵庫に繋がる電気配線の被覆が、ハクビシンの鋭い牙によって激しく齧(かじ)られていました。銅線が露出している箇所もあり、一歩間違えれば漏電火災を引き起こし、ビル全体を焼失させる寸前の状態でした。
- 断熱材の「トイレ化」:天井裏の断熱材が糞尿を吸ってヘドロ状になり、重みで天井板が数センチ撓(たわ)んでいました。これが、客席に漂う異臭の直接的な原因でした。
施工工程(1):深夜の集中「追い出し」とバイオ清掃
店舗の営業に影響が出ないよう、閉店後の深夜から早朝にかけての集中作業を組みました。
- 段階的な燻煙(くんえん)処理:厨房から看板裏まで煙が行き渡るよう、複数箇所から業務用燻煙剤を投入。ハクビシンがパニックにならず、看板裏の隙間から外へ逃げるように誘導しました。
- 汚染物の完全回収:ヘドロ状になった断熱材と溜め糞を、専用のヘラで丁寧に除去。回収したゴミは匂いが漏れないよう密閉袋に入れ、速やかに搬出しました。
- バイオ消臭・特殊洗浄:尿が染み込んだ梁やダクト表面を、匂いを元から分解するバイオ消臭剤で洗浄。さらに、「業務用オゾン脱臭機」を客席と天井裏で同時に稼働させ、24時間かけて異臭を分子レベルで分解しました。これにより、保健所の検査にも対応できる清潔な状態へとリセットしました。
施工工程(2):SUS304ステンレスによる「店舗専用ガード」
今回の防除の肝は、二度とハクビシンに指先をかけさせないための物理的な「要塞化」です。
- SUS304ステンレスパンチングメタル:看板の裏側やダクトの貫通部に対し、錆に極めて強く、怪力でも破壊不可能な最高級のステンレス板を設置しました。店舗の外観(意匠)を損なわないよう、看板の陰に隠れる位置に精密に加工して固定しました。
- 防護用シーリング材:ステンレス板を固定する際、板の縁やすべての隙間に、ハクビシンが齧(かじ)るのを防ぐ忌避成分(トウガラシ成分等)を練り込んだ特殊なシーリング材を充填しました。
- 配線の保護補強:齧られていた配線は、電気的な安全を確認した上で、ハクビシンが絶対に齧ることのできない「防獣用金属フレキ管」で再保護し、火災リスクを完全に排除しました。
これにより、物理的にも化学的にも「二度と開けることができない」鉄壁の遮断が完了しました。
【現場作業員からの総括とアドバイス】
■ 牛久市の店舗・商業エリアにおけるリスク評価
今回の事例に基づき、牛久市の駅周辺や商業エリアで特に注意すべきハクビシン被害のチェックポイントをまとめました。
| チェック項目 | リスクの内容 |
|---|---|
| 大型の看板(ファサードサイン)がある | 外壁との隙間がハクビシンにとっての「隠れた垂直通路」になる |
| 排気ダクトが外壁に露出している | ダクトの熱がハクビシンを誘引し、貫通部の隙間が侵入の急所となる |
| 1階が飲食店、2階が住居である | 「食」と「暖」が揃っているため、ハクビシンが定住・繁殖しやすい |
| 店舗の入り口付近に「獣臭」が漂う | 天井裏で「溜め糞」が腐敗し、建物の構造材を蝕んでいるサイン |
牛久駅周辺のような過密地帯でのハクビシン被害は、単なる「動物の侵入」では済みません。それは、食中毒のリスクを伴う衛生問題であり、漏電火災のリスクを伴う安全問題でもあります。
私たち「ハクビシン駆除緊Q隊」は、牛久市において事実に基づいた正確な調査を行い、二度と入らせないための徹底した防除作業を進めます。今回のご依頼主様も、最終的にステンレスで強固にガードされた看板裏を確認され、「あんなに悩んでいた臭いが嘘のように消えた。火災の危険まで取り除いてくれて、これで安心して商売を続けられます」と、心からの安堵を口にされていました。
天井裏からの不審な物音、客席での原因不明の異臭、あるいは看板周辺に泥の足跡を見つけたら、被害が深刻化して建物の設備や資産価値を損ねる前に、ぜひ私たちプロにご相談ください。現場の構造を知り尽くしたスタッフが、事実に基づいた最適な対策を遂行いたします。


