別荘地の長期不在宅「数年放置された屋根裏の惨状」
ご依頼主:60代・都市部在住の男性
数ヶ月に一度しか訪れない別荘の管理。久しぶりに訪れた際、玄関を開けた瞬間に鼻を突く強烈なアンモニア臭が漂っていたというケースです。ハクビシンは、こうした「人の気配がない期間が長い建物」を非常に好みます。

調査による被害状況と侵入ルート
調査を行うと、1階の雨戸の戸袋(とぶくろ)の裏から侵入し、そのまま壁の中を伝って2階の天井裏まで縦横無尽に移動していました。作業員として現場に入ってまず驚いたのは、その蓄積量です。溜め糞の範囲が一箇所に留まらず、屋根裏の四隅すべてに広がっていました。居住している家であれば足音ですぐに気づけますが、不在期間が長かったため、ハクビシンにとっての「完全な安住の地」になっていたようです。
追い出し・徹底清掃と封鎖工事
まずは燻煙剤を焚いて追い出しを行いますが、これだけ居着いている個体は執着心が強く、一度出ても外でじっと作業を伺っていることが多いため、こちらも油断できません。撤去作業では、糞尿が染み込んだ断熱材を袋詰めにするだけで丸一日を要しました。さらに、ハクビシンが持ち込んだと思われる木の実や、それらに寄生するカビが壁紙の裏まで侵食。汚染された箇所の殺菌・消毒は、通常より高濃度の薬剤を使用し、噴霧器で細部まで徹底的に処理しました。侵入口の封鎖には、戸袋の隙間に合わせたステンレス製の防鳥・防獣ネットを加工して取り付け、外観を損ねないよう調整しました。
施工完了とお客様の声
お客様には「次に来る時までに対策が間に合って助かった」という現実的な安堵をいただき、こちらも「これで再発は防げる」という手応えを持って現場を後にしました。


