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1. 那須烏山市の「川」と「山」をつなぐ地形が、ハクビシンの侵入ルートになる

「山あげ祭」で知られ、那珂川の清流が流れる栃木県那須烏山市。
八溝山系の豊かな自然と、城下町の面影が残るこの街で、近年ハクビシンによる家屋への侵入相談が増加しています。
那須烏山市の特徴は、山林と那珂川・荒川が作る「河岸段丘(かがんだんきゅう)」という地形にあります。ハクビシンは、河川敷の茂みを移動ルートとして使い、そこから段丘の上にある住宅地や農地へと上がってきます。
「最近、夜になると天井裏でドタバタと走り回る音がして眠れない」
「家庭菜園の野菜が食べられ、家の縁側の下に足跡がある」
こうした被害は、単なる野生動物の通りすがりではありません。ハクビシンが那須烏山市内の住宅を「安全な寝床」として選び、定着してしまった証拠です。
特に那須烏山市は、冬の寒さが厳しい地域です。寒さに弱いハクビシンは、冬を越すために、断熱材の入った暖かい天井裏や、風雨をしのげる土蔵(どぞう)の中に執着します。
一度侵入すると、同じ場所で排泄を繰り返す「ためフン」をするため、天井板が腐ったり、ダニやノミが発生したりする原因になります。
烏山城築城以来の歴史ある街並みと、日々の暮らしを守るために。
わたしたちは、那須烏山市の地形と建物の構造を熟知したプロとして、物理的に穴を塞ぐ工事による「完全駆除」をご提案します。
天井裏の騒音や、畑に残された足跡は、ハクビシンやアライグマからの危険信号です。それぞれの特徴や見分け方については、以下の記事で詳しく解説しています。
▶ ハクビシンとアライグマ、それぞれの特性と違いを徹底紹介
2. 那須烏山市の地形・建物に合わせたハクビシン駆除・施工事例
事例1:【烏山エリア】山あげ会館周辺・古い土蔵の漆喰崩れと瓦の隙間

| 施工箇所 | 土蔵の鉢巻(はちまき)・屋根瓦の雀口 |
|---|---|
| 対応エリア | 那須烏山市中央(旧烏山町) |
| 料金 | 154,000円〜 |
【被害状況:土蔵への侵入と保管物の汚損】
旧烏山町の市街地にある、築年数の経過した旧家のお客様。「敷地内の土蔵から動物の鳴き声がする。中には古文書や家財を入れているので、荒らされると困る」とのご相談でした。
那須烏山市には多くの蔵が残っていますが、メンテナンスが行き届いていない場合、ハクビシンの格好の住処になります。
【施工内容:漆喰の補強と隙間埋め】
- 侵入経路の特定:
調査の結果、土蔵の上部にある「鉢巻(はちまき)」と呼ばれる漆喰部分に亀裂が入り、そこをハクビシンが爪で広げて侵入していました。また、屋根瓦の波型の隙間(雀口)の漆喰も落ちていました。 - ステンレスメッシュによる補強:
単に漆喰を塗り直すだけでは、ハクビシンに再び穴を開けられるリスクがあります。漆喰の内部に「ステンレスメッシュ」を埋め込む工法で強度を高めました。雀口には、黒色の「板金面戸(ばんきんめんど)」を設置し、隙間を完全に塞ぎました。 - 燻煙処理と清掃:
蔵の内部は気密性が高いため、業務用の燻煙剤(くんえんざい)を焚いてハクビシンを一気に追い出しました。梁(はり)の上に溜まっていたフンもきれいに除去しました。
【プロの視点】
烏山エリアの住宅密集地では、屋根同士が近接しており、隣の家から屋根伝いに移動してくるケースもよくあります。自宅だけでなく、隣家との距離や接触部分も確認が必要です。
土蔵や古民家は、瓦の隙間や通気口など、思いもよらない場所が侵入ルートになります。ハクビシンが好む環境や侵入経路のチェックリストはこちらです。
▶ ハクビシンが好む環境と侵入経路の特徴
事例2:【南那須エリア】梨畑(ナックル)に囲まれた農家の入母屋対策
| 施工箇所 | 入母屋破風・1階下屋根の取り合い |
|---|---|
| 対応エリア | 那須烏山市神長・大桶 |
| 料金 | 121,000円〜 |
【被害状況:梨農家の住宅への被害】
「あきづき」や「にっこり」などの梨を栽培する農家様。「畑の梨だけでなく、母屋の天井裏にハクビシンが入ってしまった。夜中の足音がうるさくて休まらない」とのお悩みでした。
糖度の高い梨を食べたハクビシンは栄養状態が良く、繁殖力が強いため、早急な対策が必要です。
【施工内容:入母屋造りの死角をなくす】
- 入母屋破風(いりもやはふ)の封鎖:
立派な入母屋屋根にある三角形の空間(破風)。ここの飾り板の裏側に隙間があり、ハクビシンの出入り口になっていました。通気性を確保するため、「パンチングメタル(穴あき金属板)」を加工して隙間なく設置しました。 - 屋根の取り合い(雨押さえ)の板金加工:
増築部分に見られる、1階の屋根と2階の外壁がぶつかる部分(取り合い)。ここの板金が浮き上がっていたため、現場で「ガルバリウム鋼板」を加工し、隙間を塞ぎました。 - 衛生環境の改善:
天井裏には梨の種が混じったフンが散乱していました。清掃後、「ULV(高濃度微量散布機)」で殺虫剤と消毒剤を散布し、ダニやノミの発生を防ぎました。
【プロの視点】
梨の収穫が終わる晩秋から冬にかけて、エサを失ったハクビシンは寒さをしのぐために一斉に民家へ移動します。収穫前の対策が理想ですが、冬場の侵入対策も重要です。
大切な梨や家庭菜園の野菜を守るためには、家屋への侵入対策と同時に「畑に寄せ付けない」工夫も必要です。果樹の食害対策については、こちらで詳しく解説しています。
▶ 家庭菜園・果樹の食害を減らす「寄せ付けない」管理と侵入防止
事例3:【大金・田野倉】那珂川沿いの別荘地・床下の湿気対策と金網設置

| 施工箇所 | 床下換気口・基礎パッキン |
|---|---|
| 対応エリア | 那須烏山市大金・田野倉 |
| 料金 | 99,000円〜 |
【被害状況:不在時の別荘への侵入】
大金温泉や那珂川に近いエリアにある別荘。「久しぶりに来たら部屋がかび臭く、床下から動物の気配がする」とのご相談。
この地域は湿気が多く、床下の環境が悪化しやすい場所です。
【施工内容:床下の物理的封鎖と防湿】
- 床下換気口のステンレス化:
プラスチック製の床下換気口がハクビシンに噛み壊されていました。これを「SUS304ステンレス製のエキスパンドメタル」に交換し、コンクリートドリルとアンカーボルトで基礎に固定しました。 - 基礎パッキンの隙間対策:
ログハウス風の構造で、土台水切りと基礎の間に隙間がありました。専用の「防鼠(ぼうそ)ブラシ」と金網を詰め込み、通気は保ったままハクビシンが入らないようにしました。 - 調湿材の散布:
床下が湿気でジメジメしており、これがハクビシンや不快害虫を呼ぶ原因でした。フンを除去した後、調湿効果のある「ゼオライト」を敷き詰め、乾燥した環境を作りました。
【プロの視点】
那珂川周辺はアライグマも出没します。ハクビシン対策として金網を設置すれば、より力の強いアライグマの侵入も防ぐことができるため、一石二鳥の対策となります。
事例4:【野上・興野】山際(やまぎわ)の平屋・雨どいからのよじ登り防止
| 施工箇所 | 軒天・雨どい・エアコン配管 |
|---|---|
| 対応エリア | 那須烏山市野上 |
| 料金 | 77,000円〜 |
【被害状況:裏山からの侵入】
八溝山系の山が迫る野上エリア。「裏山から伸びた木の枝を伝って、屋根の上で音がする。天井にシミができている」とのご相談。
ハクビシンは木登りが得意で、枝を伝って屋根に降ります。
【施工内容:高所侵入ルートの遮断】
- 枝の剪定(せんてい):
まず、屋根にかかっていた杉や雑木の枝を伐採し、ハクビシンの移動ルートを断ちました。 - 雨どいへの「忍び返し」設置:
枝がなくなると、今度は雨どいのパイプを登ろうとします。これを防ぐため、パイプにトゲ状の「忍び返し」を設置しました。 - 軒天(のきてん)の重ね張り:
軒下の有孔ボード(穴あき板)が劣化し、ハクビシンに破られていました。既存のボードの上から、強度の高い「ステンレスパンチングメタル」を重ね張り(オーバーレイ工法)しました。
【プロの視点】
那須烏山市のような山間部では、ハクビシンだけでなくテンやイタチも出没します。動物のサイズに合わせて、網目の細かいメッシュを選ぶなどの工夫が必要です。
3. 那須烏山市のお客様から寄せられた解決後の感想
「梨農家の悩みが一つ減りました」
那須烏山市神長在住 S.K様(50代・農業)
「毎年、畑の梨を食べられるだけでなく、家の中にまで入られて困っていました。地元の業者さんなので、農家の家の造りをよくわかっていて、『ここの屋根の隙間が怪しい』とすぐに指摘してくれました。屋根裏の掃除もしてもらい、フンの量には驚きましたが、消毒のおかげできれいになりました。これで安心して農作業に専念できます。」
「古い蔵を壊さずに済みました」
那須烏山市中央在住 M.O様(70代・無職)
「先祖代々の土蔵なので大切にしていましたが、まさかハクビシンが入っているとは思いませんでした。瓦の隙間や漆喰の割れ目から入っていたんですね。職人さんは、蔵の雰囲気を壊さないように、目立たない色の金網を使って修理してくれました。烏山の景観を守る意味でも、専門の方にお願いしてよかったです。」
「別荘に行くのが楽しみになりました」
那須烏山市大金在住 Y.T様(60代・会社役員)
「たまに行く別荘が獣臭くて、掃除ばかりしていました。床下からハクビシンが入っていると聞いて怖くなりましたが、ステンレスの頑丈な網をつけてもらい安心しました。湿気対策も提案してくれたので、部屋のカビ臭さもなくなりました。これで孫たちを連れて遊びに行けます。」
4. 那須烏山市のハクビシン対策における行政支援(わな貸出)と業者の役割
ハクビシン被害に遭った際、市役所に頼めばすべて解決するのでしょうか?
那須烏山市の行政サービスには、明確な「できること」と「できないこと」があります。
【那須烏山市の鳥獣被害対策支援】
那須烏山市農林振興課では、主に農作物被害の防止を目的として、以下の支援を行っています。
| プロジェクトを支援する内容・条件 | 詳細 |
|---|---|
| 捕獲器の貸出無料 | ハクビシンやイノシシ等の有害鳥獣による農作物被害がある場合、箱わな等の捕獲器を貸し出しています。 |
| 有害鳥獣捕獲隊要相談 | 被害状況が深刻な場合、猟友会等で構成される捕獲隊へ依頼できるケースがありますが、基本的には農地周辺が対象です。 |
| 申請/許可しなければならない | 捕獲を行うには、市への許可申請が必要です。無許可での捕獲は鳥獣保護法違反となります。 |
【行政支援の限界と専門業者の必要性】
ここで重要なのは、市の制度はあくまで「農地を守るための捕獲」がメインであることです。
以下の作業は、行政サービスには含まれません。
- 一般住宅の屋根裏に入り込んでの糞尿清掃・断熱材の交換
- 侵入口となっている屋根や床下の穴ふさぎ(リフォーム工事)
- ダニ・ノミ・ウイルスの殺菌消毒
「わなで捕まえて終わり」ではありません。
家屋に侵入されている場合、穴が開いたままであれば、捕獲した翌日には別のハクビシンが入り込みます。
家の資産価値を維持し、衛生環境を取り戻すための「建物の修復」については、わたしたちのようなペストコントロール(有害生物防除)の専門業者へご依頼いただくのが、最も確実な解決策となります。
お問い合わせ先(参考):
- 那須烏山市 農政課 農林整備グループ
- 電話:0287-88-7117(代表)
※制度の詳細は変更される場合があります。最新情報は那須烏山市公式サイトをご確認ください。
自治体の対応範囲には法律上の制約があり、多くの地域で「捕獲のみ」に留まっています。市役所の対応内容と、民間業者との役割の違いについて、さらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
▶ ハクビシン駆除の市役所対応を利用した安心の駆除手順
5. 那須烏山市の地域特性:なぜ「八溝の入り口」がハクビシンの生息地になるのか

八溝山系の西端に位置し、那珂川が流れる那須烏山市。
なぜこの街でハクビシン被害が多いのか。その背景には、那須烏山市ならではの「地形」「農業」「建物」の3つの要因があります。
① 「河岸段丘」と「緑のつながり」
那須烏山市は、那珂川と荒川によって作られた河岸段丘の上に街があります。
河川敷の茂みはハクビシンにとって安全な隠れ家であり、そこから段丘の斜面にある林を登って、住宅地や農地へと移動します。
「川」と「山」が近いこの地形は、ハクビシンにとってエサ場と隠れ家を行き来しやすい環境です。
② 特産品「梨」と果樹栽培
那須烏山市は県内有数の梨の産地であり、「あきづき」や「にっこり」などが栽培されています。
糖度の高い果実は、冬を越すハクビシンにとって最高のエネルギー源です。収穫期に栄養を蓄えたハクビシンは、繁殖能力を高め、その近くにある民家を子育ての場所として選びます。
農地と住宅が混在する南那須エリアで被害が多いのは、このためです。
③ 歴史ある「土蔵」と「古民家」
烏山城の城下町としての歴史を持つエリアには、多くの土蔵や古民家が残されています。
これらの建物は、漆喰の壁や瓦屋根など風情がありますが、古くなると隙間ができやすいのも事実です。ハクビシンは、瓦の隙間や通風口のわずかな穴を見逃さず、気密性が高く温度変化の少ない蔵の中を好んで寝床にします。
また、空き家となった古民家が、ハクビシンの繁殖場所となっているケースも少なくありません。
那須烏山市の豊かな自然と歴史的な建物は大切な財産ですが、野生動物との距離が近くなる原因でもあります。
ハクビシンは学習能力が高く、一度安全な場所だと覚えると執着します。
那須烏山市の地形、農業、そして建物の特徴を知り尽くしたわたしたちが、物理的な穴ふさぎ工事によって、あなたの大切な我が家をハクビシンから守ります。
調査・お見積もりは無料です。天井裏で音がするなど異変に気づいたら、被害が広がる前にぜひ一度ご相談ください。
また、那須烏山市と生活圏が重なる「宇都宮市」でも、同様の被害相談が急増しています。周辺地域の被害事例もあわせてご参照ください。
▶ 宇都宮市のハクビシン駆除ガイド:安全・確実な対策の全手順


