ハクビシン駆除 世田谷区

世田谷区奥沢・低層マンションの「EPS(電気配管スペース)」におけるハクビシン侵入対策


現場:東京都世田谷区奥沢(自由が丘・九品仏エリア周辺)


ご依頼主:マンション管理組合・管理会社様

【建物構造:鉄筋コンクリート造(RC)3階建て・築15年】

今回の現場は、世田谷区奥沢の閑静な住宅街に位置する、全12戸の低層高級マンションです。管理会社様より「数日前から2階と3階の共用廊下で獣のような異臭が漂っており、入居者から『夜中に壁の中からガリガリという音が聞こえる』という苦情が出ている」との連絡を受け、私たち「ハクビシン駆除緊Q隊」が急行しました。

地下駐車場から繋がる「垂直の死角」:侵入経路の特定

RC造のマンションは、一見するとハクビシンが侵入する隙間がないように思えますが、実は大規模な建物ほど「配管の通り道」という弱点が存在します。まず外周調査を開始したところ、地下駐車場にある「換気用ガラリ(スリット状の通気口)」に注目しました。
ガラリの一部に、強い力で押し曲げられたような跡があり、そこには泥のついた5本指の足跡――ハクビシン特有のラットサインがくっきりと残っていました。ハクビシンはここから地下のピット(空間)へ侵入し、そこから各階へ繋がる「EPS(電気配管スペース)」の縦シャフトを垂直に登り、各階の天井裏や配管室をテリトリーにしていたことが判明しました。世田谷区の緑豊かな環境では、ハクビシンがこうした人工的な「垂直のトンネル」を巧みに利用して生活圏を広げています。

被害状況:共有部に漂う異臭と通信インフラへの打撃

2階の共有廊下にあるEPSの扉を開けた瞬間、防塵マスク越しでも分かる強烈なアンモニア臭が立ち込めました。内部を調査したところ、ハクビシンの習性である「溜め糞(ためふん)」が、配線が密集する床面に堆積していました。ハクビシンは同じ場所に排泄を繰り返すため、断熱材や配線の隙間に数キロ単位の糞尿が溜まっており、それが共有廊下の空調を通じて居住エリアまで異臭を拡散させていました。
さらに深刻だったのは、ハクビシンによる「食害」です。EPS内には各世帯のインターネット回線やインターホンの配線が通っていますが、ハクビシンが移動の邪魔になる配線を齧(かじ)り、一部の被覆が剥き出しになっていました。世田谷区内のマンションで発生する「原因不明の通信障害」の裏には、こうしたハクビシンの齧り被害が隠れているケースが少なくありません。一歩間違えればショートによる火災リスクを伴う、非常に危険な状態でした。

施工工程(1):深夜の集中「追い出し」作業

入居者の生活動線に配慮し、作業は深夜から早朝にかけて行いました。ハクビシンが建物内に潜伏している状態で出口を塞ぐことは絶対に行いません。中で個体が死ぬと、死臭やウジの発生といった、より深刻な二次被害を招くからです。
私たちはまず、EPSの縦シャフト全体に、ハクビシンが嫌うカプサイシン成分を含んだ「燻煙(くんえん)剤」を各階から同時に投入しました。刺激の強い煙を充満させ、ハクビシンを地下駐車場の侵入口へと誘導します。暗視センサーカメラで個体が地下のガラリから外部へ逃げ出すのを100%確認した上で、清掃工程へと移ります。世田谷区の住宅密集地では、追い出された個体が隣接する建物へ移動する可能性があるため、付近の隙間についても事前に調査し、リスクを管理しながら作業を進めました。

施工工程(2):バイオ消臭と「空間の正常化」

個体の離脱を確認後、EPS内に溜まった大量の糞尿を、防護服を着用したスタッフが手作業で除去しました。回収した汚染物は専用の密閉袋に入れ、匂いの漏洩を徹底して防ぎます。その後、高濃度の消臭・殺菌剤を動力噴霧器で散布。ハクビシンの尿はコンクリートや壁材に深く染み込むため、バイオ消臭剤を併用し、ニオイの元を分子レベルで分解します。
さらに、共有廊下への匂い残りを完全にリセットするため、業務用オゾン脱臭機をEPS内に設置。24時間の連続稼働により、空間全体を徹底的に洗浄しました。世田谷区の高級マンションという資産価値を守るためにも、この「匂いの完全除去」は譲れない実務です。

施工工程(3):SUS304ステンレスによる「永久封鎖」

防除の最終段階として、二度とハクビシンを入れさせないための封鎖工事を行います。
今回の主原因となった地下駐車場の換気ガラリに対し、錆に強く耐久性が極めて高い「SUS304規格のステンレス製パンチングメタル」を設置しました。
ハクビシンの怪力に対抗するため、現場の形状に合わせて加工したステンレス板を、コンクリートビスを用いて多点固定。さらに、板の縁にはハクビシンが齧りつくのを防止する成分(トウガラシ成分等)を練り込んだ「防護用シーリング材」を充填しました。これにより、ハクビシンが再び指先をかけて隙間を広げようとしても、物理的・化学的に「開けることができない」状態を構築しました。EPS内部の縦シャフトへの登り口も同様にステンレスメッシュで補強し、建物全体を要塞化しました。

【現場作業員からの総括と世田谷区の皆様へ】

世田谷区において事実に基づいた正確な調査を行い、二度と入らせないための徹底した防除作業を進めます。ハクビシンは非常に賢く、「一度入れた場所」には異常な執着を見せます。RC造のマンションであっても、地下ピットや屋上の通気口、配管の貫通部など、ハクビシンにとっては「開いている扉」と同じです。

今回の施工完了後、共有廊下の異臭は完全に消え、深夜の物音も止まりました。オーナー様や管理組合様からは「まさかマンションの配管スペースが原因だとは思わなかった。火災になる前に対処できて良かった」との現実的な評価をいただきました。私たち「ハクビシン駆除緊Q隊」は、建物の構造を隅々まで読み解き、二度と再発させないための実務を遂行します。

世田谷区にお住まいで、共有部や自宅の壁内から不審な物音がしたり、原因不明の異臭に気づいたりした場合は、被害が深刻化する前にぜひ一度ご相談ください。事実に基づいた最適な対策を提示し、皆さんの大切な住まいを守り抜きます。

世田谷区ハクビシン駆除