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1. 取手市の「水辺」と「台地」を行き来するハクビシンの被害実態

利根川の広大な河川敷を望み、都心へのアクセスも良いことから「茨城県の玄関口」として発展してきた取手市。
常磐線の始発駅もあり、ベッドタウンとして機能する一方で、市内にはハクビシンが生息しやすい環境が広がっています。
取手市の特徴は、利根川や小貝川沿いの「低地」と、白山や井野などの「台地(高台)」が入り組んだ地形にあります。ハクビシンは、河川敷の藪(やぶ)を移動ルートとし、台地へと続く斜面林(崖線)を登って、高台にある住宅街へと侵入します。
「最近、天井裏でドスンという重たい音がする」
「庭の柿やビワが綺麗に食べられている」
といった相談が、取手市内の特に台地周辺のエリアから多く寄せられています。
ハクビシンは寒さに弱いため、取手市の冬の冷え込みを避けるために、断熱材の入った民家の屋根裏や、床下の基礎内部に住み着きます。
彼らは一度侵入すると、その場所を安全な寝床として認識し、定着します。同じ場所で排泄を続ける「ためフン」の習性があり、天井板にシミができたり、腐食して抜け落ちたりするまで気づかないケースも珍しくありません。
また、ハクビシンはダニやノミを媒介します。天井裏から室内へダニが落下し、住人が皮膚炎を起こす二次被害も報告されています。
わたしたちは、取手市の複雑な地形と、新旧入り混じった住宅事情を熟知しています。市販の忌避剤やライトの設置だけでは防ぎきれない、建物の構造的な隙間を物理的に塞ぐことで、ハクビシンを完全にシャットアウトします。
2. 取手市の地形・住宅事情に合わせたハクビシン駆除・施工事例
事例1:【白山・井野エリア】台地上の築古住宅・増築部の雨仕舞い不良を突いた侵入
| 施工箇所 | 下屋根(げやね)と外壁の取り合い・瓦の雀口 |
|---|---|
| 対応エリア | 取手市白山 |
| 料金 | 143,000円 |
【被害状況:増改築を繰り返した家屋の弱点】
取手駅西口の高台に位置する白山エリア。築40年以上の木造在来工法の住宅にお住まいのお客様より、「和室の天井に茶色いシミが広がり、獣臭がする」との調査依頼をいただきました。
現地は、母屋にサニタリースペースを増築した経緯があり、屋根の形状が複雑に入り組んでいました。
【施工内容:板金加工による物理封鎖】
調査の結果、ハクビシンは増築部分の屋根を足場にして、母屋の2階外壁との接合部(取り合い)にある板金の隙間から侵入していました。
- 追い出し処理:
屋根裏にハクビシン専用の燻煙剤(くんえんざい)を充満させ、潜伏している個体を屋外へ退去させました。 - 取り合い部の板金補修:
雨仕舞い(あまじまい)が悪く、浮き上がっていた既存の板金を撤去。現場で加工した「ガルバリウム鋼板」を、建物の形状に合わせて隙間なく設置しました。ハクビシンの牙でもこじ開けられないよう、ビスの間隔を細かくして固定しました。 - 雀口(すずめぐち)の封鎖:
日本瓦の軒先にある波型の隙間(雀口)からも侵入の形跡がありました。プラスチック製の面戸(めんど)が劣化して割れていたため、「漆喰(しっくい)」と「ステンレスメッシュ」を併用して強固に塞ぎました。 - 衛生消毒:
天井裏にはハクビシンの糞尿が染み込んだ断熱材が散乱していました。汚染された断熱材を撤去し、木部には防腐効果のある消毒剤を散布しました。
【プロの視点】
白山のような台地エリアは、坂の下の緑地からハクビシンが上がってきます。庭木の枝が屋根にかかっていると、それが侵入経路の「橋」になります。本件ではお客様の許可を得て、屋根にかかる枝の剪定(せんてい)も行いました。
増築やリフォームを繰り返した家屋は、屋根のつなぎ目に予期せぬ隙間ができがちです。ハクビシンが狙う意外な侵入ルートについては、こちらで詳しく解説しています。
事例2:【藤代・小貝川流域】水田地帯の農家・床下通気口のステンレス化
| 施工箇所 | 床下換気口・基礎貫通部 |
|---|---|
| 対応エリア | 取手市藤代(旧藤代町) |
| 料金 | 99,000円 |
【被害状況:水辺に近いエリアの床下環境】
小貝川流域の藤代エリア。田園風景が広がる農家住宅にて、「床下からガサゴソと移動する音が聞こえ、畳の隙間からカビと獣の臭いが上がってくる」とのご相談。
この地域は水はけが悪くなりやすく、床下の湿気を好むハクビシンやアライグマの出没が多い地域です。
【施工内容:通気性を維持した侵入防止】
床下点検口から調査ロボットを投入すると、基礎コンクリートの上にハクビシンの足跡が多数確認されました。
- 床下換気口のステンレスメッシュ設置:
旧来の住宅にある鋳物(いもの)の換気口は格子が広く、ハクビシンの頭が入るサイズでした。通気性を損なわず、かつ小動物を通さない「SUS304ステンレス製のエキスパンドメタル(ひし形金網)」を、枠ごと基礎にアンカー固定しました。 - 配管周りの隙間充填:
台所や洗面所のリフォーム時に開けられた、排水管を通すための基礎の穴(貫通部)も侵入ルートでした。ここには、ハクビシンが齧ると辛み成分を感じる「防鼠(ぼうそ)パテ」と金網を充填し、二重の防御壁を作りました。 - 疥癬(かいせん)対策:
ハクビシンはヒゼンダニによる疥癬症にかかっている個体が多く見られます。床下全域にスミスリン粉剤を散布し、ダニの繁殖を抑制しました。
【プロの視点】
藤代エリアのような農村部では、納屋や蔵など、母屋以外の建物もハクビシンの拠点になりがちです。敷地全体の点検を行うことが、再発防止の鍵となります。
水辺を好む藤代エリアでは、ハクビシンだけでなく特定外来生物「アライグマ」の被害も多発しています。それぞれの特徴や被害の違いを知りたい方は、こちらの比較記事が役立ちます。
事例3:【戸頭・新取手】団地・ニュータウンにおける雨どい登攀(とうはん)対策

| 施工箇所 | 軒天換気口・雨どい縦管 |
|---|---|
| 対応エリア | 取手市戸頭 |
| 料金 | 77,000円 |
【被害状況:都市型ハクビシンの高所侵入】
関東鉄道常総線沿線の戸頭エリア。集合住宅や戸建てが並ぶニュータウンですが、街路樹や公園が多く、ハクビシンの移動経路が確保されています。
「2階の軒下からハクビシンが出入りしているのを見た」という目撃情報に基づき調査しました。
【施工内容:高所作業による封鎖と忍び返し】
ハクビシンは垂直な雨どいのパイプを抱きかかえて登ることができます。
- 雨どいへの「忍び返し」設置:
雨どいの縦管(たてかん)に、鋭利なトゲのある「忍び返しリング」を設置。物理的に登はん不可能な状態にしました。 - 軒天換気口の補強(オーバーレイ工法):
軒天(のきてん)にある有孔ボード(穴あき板)が、ハクビシンの爪で破壊されていました。既存のボードの上から、強度の高い「ステンレス製パンチングメタル」を重ね張り(オーバーレイ)しました。これにより、外観を大きく変えることなく、強度は格段に向上しました。 - 忌避剤の設置:
ベランダや屋根の上に、ハクビシンが嫌う特殊な臭気を放つ固形忌避剤を設置し、接近自体を抑制する措置を講じました。
【プロの視点】
ニュータウンのハクビシンは人慣れしており、大胆な行動をとります。電線を伝って屋根に降りるケースもあるため、屋根周りの隙間(面戸や破風の合わせ目)を徹底的に塞ぐことが重要です。
事例4:【取手駅周辺】市街地の飲食店兼住宅・側溝からの経路遮断

| 施工箇所 | 1階床下・外壁通気層 |
|---|---|
| 対応エリア | 取手市取手 |
| 料金 | 110,000円 |
【被害状況:繁華街の側溝を利用した移動】
取手駅周辺の飲食店が立ち並ぶエリア。店舗兼住宅の1階天井裏で、「ネズミにしては大きな音がする」との相談。
繁華街では、側溝(U字溝)がハクビシンの地下移動ルートになっています。
【施工内容:基礎パッキンと外壁の隙間対策】
- 基礎パッキンの隙間ガード:
最近の住宅や店舗では、基礎と土台の間に「基礎パッキン」を挟んで通気を取りますが、コーナー部分などにハクビシンが入れる隙間が生じることがあります。専用の「防鼠材(ぼうそざい)」を後付けで設置し、隙間を埋めました。 - 外壁通気層の金網設置:
サイディング外壁の下部(水切り付近)から、外壁と断熱材の隙間(通気層)に入り込み、壁の中を登っていることが判明しました。水切りの裏側にステンレスメッシュを張り巡らせ、通気は確保しつつハクビシンの侵入を阻止しました。 - 店舗厨房裏の清掃:
厨房から出る食品の匂いがハクビシンを誘引していました。ゴミ置き場の管理方法をアドバイスし、侵入リスクを減らす環境作りを行いました。
【プロの視点】
市街地では、ハクビシンは側溝や暗渠(あんきょ)を移動し、わずかな隙間を見つけて建物内に入ります。ネズミ対策とハクビシン対策を同時に行う必要があります。
3. 取手市のお客様から寄せられた解決後の感想
「古い家だからと諦めていました」
取手市白山在住 K.S様(60代・主婦)
「何年も前から天井裏で音がしていましたが、古い家だから隙間だらけで仕方ないと諦めていました。しかし、シミができて流石に放置できなくなり依頼しました。来てくれた職人さんは、屋根の上の見えない隙間を写真で撮って説明してくれ、『ここを塞げば止まります』と断言してくれました。ハクビシンの糞の量には驚きましたが、綺麗に掃除して消毒までしてもらい、胸のつかえが取れました。プロに頼んで正解でした。」
「藤代の田舎ですが、すぐ来てくれました」
取手市藤代在住 M.T様(70代・農業)
「床下から獣臭がして、孫が来たがらなくなって困っていました。地元の地理に詳しい業者さんで、藤代の水はけの悪さや、ハクビシンが好む環境をよく理解していました。床下の換気口を丈夫なステンレスに変えてもらい、見た目も綺麗になりました。ハクビシンだけでなく、野良猫も入れなくなったので安心です。孫もまた遊びに来てくれるようになりました。」
「戸頭の団地でもハクビシンがいるとは」
取手市戸頭在住 Y.O様(40代・会社員)
「2階の軒下からハクビシンが出入りしているのを見た時は目を疑いました。こんな住宅街にもいるんですね。雨どいを登っていると聞いて対策をお願いしました。トゲのあるリングをつけてもらい、それ以来、屋根の上で音がすることはなくなりました。ハクビシンの被害が広がる前に対策できてよかったです。取手市の補助金などの話も相談に乗ってくれて助かりました。」
4. 取手市のハクビシン対策における行政支援と限界
ハクビシン被害に遭遇した際、市役所に相談すれば捕獲してもらえると思っていませんか?
取手市では、対象となる動物によって対応が明確に分かれています。
【取手市の対応区分】
取手市環境対策課では、特定外来生物である「アライグマ」については捕獲支援を行っていますが、「ハクビシン」については捕獲や駆除を行っていません。
| 動物種 | 市の対応 | 詳細 |
|---|---|---|
| アライグマ | 捕獲器の設置 | 特定外来生物のため、市職員による箱わなの設置(および捕獲後の回収)支援があります。 |
| ハクビシン | 対応なし | 鳥獣保護法の対象であり、市による捕獲・駆除・わなの貸し出しは行っていません。 |
【行政ができないこと・民間の役割】
ハクビシンの被害については、市からの物理的な支援(わなの貸出等)は見込めません。
また、以下の作業も当然ながら行政サービスには含まれません。
- 屋根裏に入り込んでの糞尿清掃・断熱材の交換
- 侵入口となっている屋根や床下の穴ふさぎ(リフォーム工事)
- ダニ・ノミ・ウイルスの殺菌消毒
「自助努力」だけでは限界があります。
ハクビシンを追い出し、二度と入らせない環境を作るためには、建物の構造的な弱点を塞ぐしかありません。
お問い合わせ先(確認用):
- 取手市 ホームページ
- 電話:0297-74-2141(代表)
※「野生鳥獣の保護」に関するページにて、ハクビシンの捕獲を行っていない旨が記載されています。
自治体の対応範囲には法律上の制約があり、多くの地域で「捕獲のみ」や「対応不可」となっています。市役所の対応内容と、民間業者との役割の違いについて、さらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
5. 取手市の地域特性:なぜ「茨城の玄関口」がハクビシンの生息域となるのか
利根川を挟んで千葉県我孫子市と隣接する取手市。
都心への通勤圏でありながら、なぜこれほどまでにハクビシン被害が多発しているのでしょうか。その背景には、取手市ならではの地形と都市構造が関係しています。
① 「利根川・小貝川」の河川敷と「斜面林」
取手市は、利根川と小貝川という大きな河川に囲まれています。河川敷(高水敷)にはヨシ原や雑木林が広がり、ハクビシンにとって安全な隠れ家となります。
そして、川沿いの低地から台地(市街地)へと繋がる部分には、多くの「斜面林(崖線)」が残されています。ハクビシンは、この緑の斜面を移動ルートとして使い、河川敷から住宅街へと容易に侵入します。白山や井野などの台地エリアで被害が多いのは、この地形的な要因が大きいです。
② 「常磐線・国道6号」沿いの移動ルート
取手市内を走るJR常磐線や国道6号線は、人間だけでなくハクビシンにとっても移動の大動脈です。
線路沿いの法面(のりめん)や、道路脇の側溝(U字溝)は、ハクビシンが人目につかずに長距離を移動するための安全な通路として機能しています。取手駅周辺のような市街地でもハクビシンが出没するのは、こうしたインフラを巧みに利用しているからです。
③ 「旧宿場町」と「新興住宅地」の混在
取手宿としての歴史を持つエリアには、築年数の経過した木造住宅や蔵が多く残っています。これらは構造上、屋根裏の通気が良く隙間ができやすいため、ハクビシンの侵入を許しやすい傾向にあります。
一方で、戸頭や新取手などのニュータウンエリアでは、庭木が成熟し、雨どいやベランダを伝って侵入される「都市型被害」が発生しています。新旧どちらの住宅も、ハクビシンの標的となり得るのです。
④ 「市民農園」や「家庭菜園」の存在
取手市では市民農園(クラインガルテン)や家庭菜園が盛んです。庭先の柿、ビワ、イチジク、キウイフルーツなどは、ハクビシンにとって格好のエサ場です。
栄養価の高い果実を食べたハクビシンは繁殖力を高め、その近くにある暖かい民家の屋根裏を「産室」として選びます。「エサ場(庭)」と「寝床(屋根裏)」がセットになっている環境が、取手市内の至る所に見られます。
取手市の利便性と豊かな自然環境は魅力的ですが、それは野生動物との距離の近さも意味します。
ハクビシンは学習能力が高く、一度安全な場所だと認識すると執着します。
取手市の地形、植生、そして家屋の特徴を熟知したわたしたちが、物理的な封鎖工事によって、あなたの大切な我が家をハクビシンから守ります。
調査・お見積もりは無料です。天井裏の異変に気づいたら、被害が拡大する前にぜひ一度ご相談ください。



